玉の囲い

囲いの必要性

さて、ここでは「玉の囲い」について紹介したいと思います。将棋を覚えたての人は、攻めてみたいので玉そっちのけで攻めを開始します。一気に攻めつぶせればいいのですが、攻めが切れてしまうと反撃を食らいます。そのとき、玉の近くに守りがいないとあっという間に詰められてしまいます。それを防ぐために、まず玉の守りを固めてから攻めるのが常識です。そこで、このページでは有名な玉の囲いを紹介したいと思います。

今回の格言

今回の格言

攻めの前に玉を囲え

攻める前に、玉を先に囲ったほうが負けにくい

玉の囲い

居飛車の囲い

矢倉

最初に紹介するのは「矢倉」です。金・銀の形が櫓(やぐら)に似ていることからこう呼ばれるようです。主に相居飛車戦で用いられる囲いなので、上からの攻めには強いです。しかし、横からの攻めにはそれほど強くないので、対振り飛車戦にはあまり向きません。

舟囲い

次は「舟囲い」です。対振り飛車戦で多く用いられます。手数がかからず、すぐに急戦を仕掛けることができますが、反面玉が薄いのが難点です。互角にさばきあったときには玉の堅い振り飛車になかなか勝てないので、次の2つの囲いが考えられました。

左美濃

次は「左美濃」です。対振り飛車戦で用いられます。3段目に玉を置く珍しい囲いです。横からの攻めには振り飛車の美濃囲い以上の堅さを発揮しますが、玉頭から攻められると非常にもろいので注意が必要です。

居飛車穴熊

次は「居飛車穴熊」です。対振り飛車最強の囲いと称されます。プロではこの囲いの登場によって振り飛車党が激減しましたが、近年「藤井システム」という対穴熊急戦策が藤井猛プロによって編み出され、簡単には居飛車穴熊に組ませてもらえなくなりました。

中住まい

次は「中住まい」です。横歩取りで用いられる囲いです。この戦型では飛角が激しく飛び交うため、大駒を打ち込む隙ができないようにバランスを重視した構えにします。

振り飛車の囲い

美濃囲い

振り飛車の囲いの最初は「美濃囲い」です。振り飛車で多く用いられる囲いです。横からの攻めに強く、手数もそれほどかからないので非常に人気の囲いです。ただ、上からの攻めには弱いので注意が必要です。

高美濃囲い

次は「高美濃囲い」です。美濃囲いの発展形です。上部への攻めには強くなりますが、横からの攻めに対しては美濃囲いよりも弱くなってしまいます。桂を跳ねて攻撃に参加させることもできます。

銀冠

次は「銀冠」です。高美濃囲いの発展形です。上部への厚みがさらに増します。ただ、横からの攻めには少し弱いので注意が必要です。

振り飛車穴熊

次は「振り飛車穴熊」です。手数はかかりますが、美濃囲い以上の堅さを誇ります。穴熊だけを使う振り飛車党もいるなど、堅さはやはり魅力です。

金無双

次は「金無双」です。相振り飛車で用いられます。縦からの攻めには強いですが、横からの攻めには弱いので注意が必要です。2八銀は壁銀なので、場合によっては3九のままで囲うこともあります。

もっと知りたい人へ

他にも囲いにはいろいろありますが、スペースの関係上ここではこれで紹介を終わります。もっとたくさんの囲いを知りたい人は、HP「しらたまの甘味所」に多くの囲いが紹介されていますのでそちらを参照してください。また、代表的な囲いの長所・短所や組み方を知りたい人は本サイトの新コーナー「玉の囲い大事典」をご覧ください。今はページが少ないですが、随時増やしていく予定です。



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