将棋の2大特徴の2つ目、「成りと不成り」について説明しましょう。
「成り」というのは簡単に言うと「駒の昇格」のことです。駒がなるためには、駒が「敵陣に入る」「敵陣内を動く」「敵陣から出る」のいずれかを満たすのが条件です。口で説明するのは難しいので、図で説明しましょう。
例えば、図Ⅰ中の歩は動けば敵陣(青色で塗られているマス;黄色で塗られているマスは「自陣」といい相手の駒が入ったときに成れる)に入るので、と金に成ることができます。また、銀は4二や3二に動いても成れますが、4四と敵陣から出るように動いても成ることができます。ただし、いくら敵陣でも持ち駒から打つときは、成り駒の状態で打つことはできません。
また、「成る・成らない(不成り)」は自由に決めることができます。銀・桂・香などは成るともともとの性質が失われてしまうので、成ってしまったばっかりに失敗することがあります。成ってしまうと元には戻れないので、成り・不成りはよく考えるようにしましょう。たとえば図Ⅱの銀は2三に行けば成ることができますが、成らなければ次に飛を取ることもできます。
ただし、絶対に成らないといけない場合もあります。その状態を示したのが図Ⅲです。図Ⅲ中の歩・香・桂は動く場所がありません。ですのでこのような場合は必ず成らなくてはいけません。


