過去の「今月の受け」2005~2007年

2005年12月分

2005年12月

左図の△4一歩は皆さんご存知の「金底の歩」です。この1手で自陣が磐石になりました。以下は△5五角や△5三銀ぐらいで押していけば自然に先手が勝つでしょう。

2006年1月分

2006年1月

更新遅れました、申し訳ありません。左図の▲8七金(元7八)は角に当てた「攻め駒を責める受け」です。△7九角(銀)の筋は生まれてしまいますが、ここは玉頭の傷を消すのが先決です。この後先手が穴熊を真正面からつぶして勝利を収めました。

2006年2月分

2006年2月

▲6二歩に対して指された左図の△4二玉(元5一)が「玉の早逃げ」です。▲6二歩が詰めろなので、玉を早めに逃がして時間を稼ぐ狙いです。以下▲5一歩成(▲5一龍が勝る)、△2五桂、▲6二とと進み3三に逃げ道を確保した後手が最後は先手玉を即詰みに討ち取りました。

2007年5月分

2007年5月

▲1二龍と香を取ってきた手に対して、手堅く打ちつけた△5一金打が「磐石の金」です。玉形を見るとただの受けすぎのようにも思えますが、この金を打たないと、▲5二龍と切られ、以下△同金、▲7一角、△9二玉、▲9三香、△同桂、▲8二金で詰んでしまい、堅そうに見える美濃囲いが2枚飛車によって一瞬で崩されてしまいます。というわけでこの金打ちは必要な一手であり、この手に先手は▲2一飛成などとするしかなく、悠々と△4七馬と駒得を重ねることができました。

2007年6月分

2007年6月

△5八と金とと金を寄せてきた手に対する図の▲6九歩が、「攻め切らしの歩」です。小駒による攻めはスピードは遅いですが確実なので、このように小駒の連絡を切る歩の受けが有効になります。△同成桂は▲5八金でと金を取られる、△6七成桂は▲同飛成、△同とはと金の働きが半減、△4九と、▲同銀、△5八金と攻めても△6八歩で切れ筋です。本譜はしかたなく△4九と、▲同銀の後、△7八成桂と逃げましたが、完全に攻めが切れてしまいました。

2007年7月分

2007年7月

△6九角と打った手に対して指した▲3九桂が「桂には桂」です。これは△5八角成~△2七金の攻めと△4七桂成、▲同金、△同角成の攻めの両方を受けています。前者の攻めはさほど怖くありませんが、後者の攻めはなかなか厄介なので4七の地点に何か駒を利かせたいところですが、その中でも△2七金の攻めも保険として受けておく▲3九桂が最善手です。この受けで持ち駒のない後手は攻めが完全に切れてしまいました。

2007年8月分

2007年8月

▲1七桂と縛った手に対して打った△5四角が「攻防の角」です。この手は龍を取る狙い、△7六角と銀を取って詰めろ(△8八銀以下)をかける狙い、もう1つ含みとしては▲2三銀、△4五玉、▲4三龍と一間龍で負われる手を防いだ意味があります。以下▲2三銀、△4五玉、▲3三龍としましたが、△7六角と銀を取りながらの詰めろが受けにくくそこで投了となりました。

2007年9月分

2007年9月

月1回更新のこのコーナーは、1ヶ月ごとに替わる将棋倶楽部24の@Xと相性がよいので、@Xの受けの手筋をこれからは紹介していきます。▲2四歩と2筋からの突破を狙った手に対して、△5五角打、▲7七銀打と利かせて3三の桂を跳ねだす△4五桂(左図)が3手1組の好手順です。取られそうな桂を活用しながら、△4六角~△5七桂(角)成の分かりやすい攻めを狙って後手が指しやすくなりました。

2007年10月分

2007年10月

図の△6七角成とした手が「自陣に馬を利かせる」です。この角は2手前に3八金(現在2八)を狙って△4九角と打ったものでした。次の△3八角成で受けなしになるので▲2八金と逃げるましたがそこで手順に△6七角成と成って受けに利かせるという三手一組の好手順でした。次に△3四金から清算する手や△3九龍と攻める手を見ています。

2007年11月分

2007年11月

図の△2三玉(元3二)と上部に逃げ出す手が「玉の早逃げ」です。右辺からと金が2枚迫っているので、自分のと金がある左辺上部へ逃げ出すのが良い手になります。玉を上部に逃げ出して寄りをなくしておいてから、@Xは怒涛の攻めで先手玉を討ち取りました。

2007年12月分

2007年12月

左図の△6六歩が「捌きを封じる歩」です。これは先手が7七の角をさばくために一旦▲7八歩と打ち、それから▲6五歩と角交換を狙った手に対する手です。歩切れになりますが、△7八飛成と歩切れを解消しながら角をいじめる手があるので先手が忙しい局面になってしまいました。


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