通常は攻めを遅らせるためには、相手の攻め駒の数を減らす「量」に着目した方法と相手の攻め駒の働きを悪くさせる「質」に着目した方法があります。

左の局面は△7七とと銀取りに活用してきたところです。銀を取られないようにするだけなら▲5八銀という手が浮かびますが果たしてそれでいいのでしょうか。

上の局面から▲7八銀が「攻め駒の価値を下げる」です。▲5八銀と逃げると△9八飛と銀取りに打たれ、以下と金を使って攻められる展開になります。6七の銀はいずれと金と交換することになりそうなので、▲7八銀と引いて7八で銀を取らせることで、と金の働きを弱めようとしたわけです。